現代歌人集会会報50号
現代歌人集会へは 私の歌集『百年の祭祀(チェサ)』(2012年)を その年の現代歌人集会賞の候補作としてくださったことを機に入会しました。 このたびの会報(50号)は「特集・前川佐美雄と塚本邦雄」。 6月23日(日)に鳥取市にておこなわれる春季大会は...
松村由利子歌集『光のアラベスク』
「かりん」の松村由利子さんの第5歌集が上梓されました。 (2019年5月1日 砂子屋書房 2,800円+税) 福岡出身の松村さんは現在沖縄県に住んでいらっしゃいます。 「かりん」誌では毎月松村さんの作品を拝読していますが 印象に残ったうたのひとつが次の一首です。...
ドドドっ!!
先日、雑木林の脇の道を歩いていたら 林の中から道をななめに横切って 何かがドドドッと私のほうへ向かって走ってきました。 えっ、な、何・・・!? それは黒っぽい物体で 顔のところは白っぽい。 体は丸みを帯びていて すごく栄養のよいものを食べている猫ぐらいの大きさ。...
ハングルの書芸
ハングルの書って、ご覧になったことがありますか? 書道は、韓国では書芸といいます。 漢字の書(書道)はもちろんのこと、 ハングルの書もあります。 李華書芸会は主宰の李安子(イ・アンジャ)さんのもとで 受講生のかたがたがハングルや漢字の書、水墨画などを学んでおられます。...
林檎忌
きのう、「かりん」の高尾文子さんの次のうたをノートに書き写しました。 白桜忌 桜桃忌 林檎忌 うつくしい忌日ののちに来る原爆忌 白桜忌は与謝野晶子の忌日。 「晶子忌」とも言い、晩年の晶子が白いソメイヨシノの花を好んだことや 最後の歌集『白櫻集』にちなんで名づけられました。...
「百年の祭祀(チェサ)」:「俳句界」連載第18回
「俳句界」(文學の森)に連載中のエッセイ「たまくしげ」。 現在発売中の6月号には「百年の祭祀(チェサ)」と題して書きました。 これは私の第二歌集(2012年)と同じタイトルですが エッセイの中で取り上げている拙歌四首は 歌集ではなく、...
2周年記念✤ランチサロン
いいづか短歌サロンは今月二周年を迎えることができました。 これまでご参加くださったかたがたに心より感謝しております。 ありがとうございます。 2017年5月の第1回はテーマが「青葉若葉のうた」でした。 当初は2ヵ月に1回開催していて 短歌初心のかたのご希望を受けて...
「憶良の吹かれた風に」:民団新聞リレーエッセイ
「民団新聞」のリレーエッセイ「時のかがみ」(5/22付)を執筆しました。 タイトルは「憶良の吹かれた風に」です。 「嘉麻のおくら短歌コンクール」(主催:嘉麻のおくら短歌同好会)や 憶良の歌碑が多く建つ嘉麻市のことから始まって、 山上憶良について書きました。...
英彦山と花郎(ファラン)
飯塚市歴史資料館の館長講座。 第14回のタイトルは 「古代・中世の英彦山と信仰ー経塚と板碑から見るー」 でした。 田川の英彦山といえば信仰と修行の場として有名ですが 私は一度訪れたことがあるきりです。 でも、今回受講して、関心を持ちました。...
憶良はなぜ嘉麻(摩)郡に来たのか
飯塚市歴史資料館の本年度2度目(第14回)の館長講座は 田川の英彦山について。 「古代・中世の英彦山と信仰ー経塚と板碑から見るー」 と題しておこなわれました。 そのテーマに入る前に 前回(第13回)の 「山上憶良が来た頃の嘉麻・穂波ー大宰府と嘉麻・穂波の関係ー」...