『サラン』-井筒啓之さんの装画
私の初めての歌集『サラン』(2005年 文學の森)の表紙カバーを 描いてくださったのは井筒啓之さんです。 (装画 井筒啓之 ・ 装幀 井筒事務所 となっています) 井筒さんの作品を知ったのは、朝日新聞で連載された柳美里さんの小説...
江川美恵子歌集『青い丘が待つ』
会ったなら話したきことサイダーの気泡のように生(あ)れて弾ける 最近「かりん」では歌集・歌書の出版が相次いでいます。 江川美恵子さんは2013年に「かりん」に入会、 2015年にかりん賞を受賞なさいました。 短歌を始める前には詩を書いていらしたそうです。...
現代歌人集会
「かりん」、「コスモス」のような短歌結社のほかに 結社の枠を越えた歌人の集まりがあります。 それはたとえば福岡県歌人会といったある地域の集まりであったり 現代歌人協会のように全国の歌人が会員となっている組織もあります。 現代歌人集会(大辻隆弘理事長)は主に西日本の歌人で構成...
遠藤由季歌集『鳥語の文法』
鳥語にも文法があり複雑な声音に愛を告げる日あらむ タイトルは冒頭の一首からとられているようです。 「かりん」の遠藤由季さんには「かりん」全国大会や忘年会、 拙歌集『百年の祭祀(チェサ)』の批評会でお会いしたことがあります。...
光のサンダル✨
夏になって、というか初夏を迎えてうれしいことのひとつは サンダルをはけることです。 ある年などは初夏を待ちきれずに 春になったからもうはいてもいいんじゃないかとばかりに 4月1日の通勤する私の足元はサンダルでした。 実際はスプリングコートを着てちょうどいい時季。...
岩尾淳子歌集『岸』
制服を着るのを忘れて来たというおおかた忘れていいことばかり 祈ったり鶴を折ったりしないこといつかしずかなところで会おうね 輪廻してゆく人たちが乗り合えるバスにちいさな運賃の箱 木の床をあなたが水をはこびゆく仏壇までのしずかな歩幅...
宗像大社短歌大会・講演は染野太朗さん
今年で第46回を数える宗像大社短歌大会。 私はこの春から実行委員のひとりとなっております。 このたびチラシができあがりました。 詳細は近々 当サイトのホームページにも掲載することにして 本日は概要をお知らせしたいと思います。...
原稿の締め切り
私が書く原稿は歌稿(短歌)と文章(随筆など)、 そしてその二つを合わせたものに分けられます。 単発の寄稿なら依頼があったときから、 連載なら毎回の原稿を送信した少し後から 原稿の締め切りのことが頭の中にあります。 短歌の場合、単発の原稿だと締め切り日がわかった時点から...
井上久美子歌集『マザーリーフ』
「かりん」会員の井上久美子さんの第一歌集が上梓されました。 (2017年7月12日発行 本阿弥書店 税別2,500円) 井上さんは2000年に「かりん」に入会。 宮崎県で生まれ、県外で暮らした後に 再び宮崎で10歳からの8年間を過ごしたそうです。 現在は離れてお住まいですが...
さっそくお申し込みが♪
7月1日より「嘉飯物語」の各プログラムへの参加受け付けが始まりました。 私が担い手(講師)となる短歌体験イベント「ようこそ短歌(うた)の世界へ」にも パンフレットをご覧になったかたからさっそくお申し込みがありました。 ありがとう存じます(=^∸^=)...