『飲食のくにではピビムパプが民主主義だ』-韓国料理と詩歌の本
……6/24に加筆修正しました…… 『料理と詩のコラボレーション 飲食のくにではピビムパプが民主主義だ ~おいしい詩を添えて~』 という長いタイトルのこの本。 「飲食」は「おんじき」と読みます。 2年前の2015年10月に、東京の出版社、(株)クオンから出版されました。...
声②
………「声①」よりつづく…… 朗読講座は月2回のペースで、 仕事の関係により通えなくなるまで6年ほど続けました。 受講生はみな女性でした。 長く続けているかたも多く、 あんなふうにできるといいなぁ、と憧れるかたは 総じて低い声のかたでした。...
声①
いまカセットテープが若い世代に人気があるそうですね。 友だちのうちのカセットテープレコーダーで 生れて初めて録音した自分の声を聴いたのは小学校高学年のころ。 うそっ! こんなんが私の声って、うそやろ!? と驚いたものです。...
第2回短歌サロン⛵開催します
5月に初めて開いた短歌サロン🌼 当面は2か月ごとの開催として、次回は7月28日(金)におこないます。 場所と時間は前回と同じイイヅカコスモスコモン2階和室で10時からです。 (詳細はホームページのお知らせをご参照くださいませ)...
「海渡る蝶」-父への挽歌
今日は父の日ですね。 わたくしの父は2003年に他界しました。 細身で、モダンな父でした。 父は数え年十一歳でひとり日本へ渡ってきて 八十三歳で亡くなるまで人生のほとんどを日本で過ごしました。 2005年に出版した私の第一歌集『サラン』の最初の章は「海渡る蝶」。...
リニューアル🐤「嘉飯物語」
「嘉飯物語」は〈かはんものがたり〉と読みます。 福岡県と飯塚市・嘉麻市・桂川町が一丸となって行う 地域振興型交流プログラムです。 私も、昨年に続いて今年も地域在住の講師として 短歌体験イベントを開催いたします。 8月20日(日)の10時30分より12時まで、...
川のうた-われはいかなる河か
暗道のわれの歩みにまつわれる蛍ありわれはいかなる河か 前 登志夫 蛍の季節ですね。 今月の「嘉麻のおくら短歌同好会」短歌講座のテーマは川(河)のうた。 メンバーの皆さんの詠草にも蛍を詠んだうたがありました。 おうちの前の川に蛍がたくさんいるのだとか。...
高取八仙窯
東峰村(旧・小石原村)皿山の「筑前茶陶 高取焼 高取八仙窯」を訪ねました。 ご存じのように茶陶として名高い高取焼は 文禄の役で当時の朝鮮から連れ帰られた初代、八山(八蔵)が 黒田藩の御用窯として現在の直方市に永満寺窯、続いて内ヶ磯窯を築き、...
遠賀川と白蓮さん
遠賀川小暗き中に銀色の光りは長く夜は明け初めぬ 遠賀川は飯塚市内を流れる川です。 炭坑で栄えた時代には石炭を運ぶ船が通っていました。 飯塚の伊藤家を出奔後、白蓮さんは九州時代の十年を振り返って 川に身を投げようと思ったこともあったと述べています。...
小中英之歌集『わがからんどりえ』
蛍田てふ駅に降りたち一分の間にみたざる虹とあひたり 『わがからんどりえ』は小中英之の第一歌集です。 先日記事にした高野公彦の『汽水の光」』と同じく 角川書店の新鋭歌人叢書の一冊として 1979年3月3日に出版されました。 今回、その初版本を読む機会に恵まれました。...