「水城」第278号
コスモス短歌会福岡支部の「水城」最新号です。 (2021年3月10日 発行) 年3回の発行です。 そうすると、発行してほっとするとすぐに次の号の準備にとりかかる感じでしょうか。 長く続けておられること、すごいなと思います。 では、発行されたばかりの第278号から...
中津昌子歌集『記憶の椅子』
「かりん」の中津昌子さんの第六歌集が出版されました。 ( 角川書店 2021年1月25日発行 2,600円+税 ) まず、装幀からして素敵です。 最初はグレイがかった水色に見えたのですが すりガラスのような半透明のカバーを外すと 鮮やかなグリーンが現れます。...
蛭間節子歌集『白いカローラ』
「かりん」の蛭間節子さんが『白いカローラ』を出版されました。 ( 角川書店 2021年2月25日発行 2,600円+税 ) 歌集題は 籠りゐるわれらを攫ふ六月の風まとひ来し白いカローラ からとられています。 ご両親をドライブに連れていくために子どもさんが白いカローラで迎えに...
コロナに克った117歳
フランスでのお話です。 AFP通信によると、修道女のリュシル・ランドンさんは2月11日に117歳の誕生日を迎えました。 フランス最高齢だということです。 これだけでもとてもすごいことですが さらに驚きの事実があります。 リュシルさんは介護施設に入所していて...
形見のチマ・チョゴリ
きのう、シックな色合いのチマ・チョゴリが届きました。 10年ほど前に亡くなったかたのものです。 私には短歌を通じて知り合った、 ふた回りほど年上の女性がいました。 年代は違いますが、二人とも在日2世で 短歌を読むという共通点がありました。 住まいは遠く離れていましたので...
内田いく子歌集『とっぴんぱらりのぷう』
「かりん」の内田いく子さんの5番目の歌集が出版されました。 (角川書店 2021年1月25日 2,600円+税) 歌集中に次の一首があります。 骨も血も遺さず〈とっぴんぱらりのぷう〉忘れ草咲く野末にかがむ 「とっぴんぱらりのぷう」とは作者のふるさと秋田に伝わる昔話の結びのこ...
ZOOMのテストのテスト
私が関わっている短歌の集まりでZOOMの活用が検討されていて 近くテストをおこなうことになっています。 それで、私の、ZOOMのために新しく買ったけれども 感染者急拡大の影響でいまだに初期設定ができていないノートパソコンを...
「かりん」3月号-どんぐり銀行
今月の「かりん」は6日に届きました。 今回は評論が3本も載っています。 筆者は川口慈子さんと古田香さんと川島結佳子さん。 歌集評は、 このブログでもご紹介した高尾文子さんの『あめつちの哀歌』を 米川千嘉子さんが「歌集の赤に籠められたもの」という題で評しておられます。...
桜のはなびら-3月の箸置き
短歌についての文章と月詠の締切が同時に迫ってきています。 それは明日。 文章の原稿は明日までに印刷所に送信し、 月詠は遅くても明日夕方までに投函しないと間に合いません。 どちらも取りかかってはいますが 決定稿にいたらない。 加えて、このところ身のまわりが落ち着かない。...
第36回〈紙上〉いいづか短歌サロンのご案内
コロナ禍により紙上開催を続けているいいづか短歌サロン。 今月のテーマは「窓のうた」です。 室内の私たちと外界をつなげてくれる窓。 外出を自粛するようになってから1年が過ぎましたが おうちにいる時、窓のほうへ目をやることが多くなったような気がします。...