熊本のうた-『短歌でめぐる九州・沖縄』
本日は4回目。 『短歌でめぐる九州・沖縄』( 桜川冴子著 書肆侃々房 2017年10月刊行 )から 収録歌をご紹介するシリーズです。 熊本県を詠んだ現代短歌は十七首掲載されています。 天草 わだつみをほういと飛んでまた一つほういと飛魚(あご)の飛ぶよ天草 高野公彦 水俣...
宮崎のうたー『短歌でめぐる九州・沖縄』
『短歌でめぐる九州・沖縄』(桜川冴子著 書肆侃々房 2017年10月発行)から 各県ごとに1~2首をご紹介するシリーズ。 3回目の本日は宮崎県です。 宮崎にお住まいの伊藤一彦さん(心の花)は 昨秋の西日本文化賞に続いて 最新歌集『遠音よし遠見よし』での詩歌文学館賞受賞が発表...
福岡市文学賞✨
昨年11月15日のブログで第一歌集『結びなおして』をご紹介した間千都子さんが 同歌集で福岡市文学賞(短歌部門)を受賞されました! 間さんは「ポトナム」所属。 現在は福岡県歌人会の事務局長もつとめていらっしゃいます。 そしてもうおひとかた、染野太朗さんも同時受賞です!...
鹿児島のうた-『短歌でめぐる九州・沖縄』
きのうに続いて 『短歌でめぐる九州・沖縄』(桜川冴子著 書肆侃々房)より 鹿児島県を詠んだうたとして収録されている十五首より 次の二首をご紹介いたします。 出水 かるるかるるこうこう時にぐゑと吐く万羽の鶴の声のゆふぐれ 日高堯子 知覧・出水...
沖縄のうた-『短歌でめぐる九州・沖縄』
昨年10月に出版された桜川冴子さんの『短歌でめぐる九州・沖縄』(書肆侃々房)。 九州・沖縄を詠んだ現代歌人たちのうた108首が 桜川さんの文章と、たくさんの美しい写真とともに収録されています。 各県の文学風土などについて書かれた文章と写真は...
筑豊から入選✨朝日歌壇
本日付の朝日歌壇に高野公彦さん選で 嘉麻市の野見山弘子さんの作品が掲載されています。 野見山さんのことは存じ上げないのですが 筑豊のかたが入選したことが勝手に嬉しくて(=^∸^=) (嘉麻市は飯塚市のお隣です) 野見山さんは2016年3月、2017年3月と9月に続いての掲載...
かりん歌会&福岡短歌フェスタ打ち合わせ
本日(3月4日。0時を過ぎたので、正確には昨日ですね)のかりん福岡支部歌会は、 いつもの天神の赤煉瓦文化館を離れて JR吉塚駅から歩いて0分の福岡県中小企業振興センターでおこないました。 そうです。 5月13日に開催する第1回福岡短歌フェスタの会場となるところです。...
しら梅
今日は万葉集の勉強のため大宰府へでかけました。 月に一度通っていますが、訪れるたびに ああ、この山を大伴旅人や山上憶良も眺めたのだなぁと思います。 旅人と憶良、そして大宰府といえば、すぐに思い浮かぶのが梅花の宴。 当時の日本には紅梅はなく、梅といえば白梅だったそうですね。...
白蓮さんの雛まつりー「處女の頃」より
明日は新暦の桃の節句ですね。 大正時代に大鐙閣から出版された「新錦絵帖」というシリーズがあります。 その四の巻「處女の頃」の作者は「白蓮女史」と「成園女史」。 成園女史とは、大阪府出身の日本画家、島成園です。 「菖蒲風呂」や「クリスマス」といった題で...
「かりん」3月号-花束のごとく
「かりん」2018年3月号.。 私の掲載歌の中から幾首かご紹介します。 死とは自由いまは笑って会いに来る遠き夏の日うち出でし父 この世とは美(は)しきところよ大き大き虹歳晩の丘にながめる いいことがありそう前を行く人と立ちどまり見る大いなる虹...