「俳句界」連載第3回
月刊「俳句界」で連載中のエッセイ「たまくしげ」。 3月号(2月24日発売)掲載の第3回は「白蓮さんの筑紫」です。 歌人・柳原白蓮が再婚した筑豊の炭坑王・伊藤伝右衛門は 飯塚の本邸の他に福岡・天神と大分・別府に別邸をもっていました。 現在はどちらの建物も残っていません。...
目の水(「かりん」35周年記念特集号)
「かりん」35周年記念特集号(2013年5月号)では特集が二つ組まれ、 ひとつが十五首競詠、もうひとつがかりん歌人論でした。 十五首競詠では私も19人のうちのひとりとして参加しています。 十五首連作のタイトルは「目の水」。 きのうのブログに書いたように、...
「初めての短歌講座」(第4回)
毎月第3土曜日は「初めての短歌講座」の日。 今月は昨日おこないました。 テーマは「衣服のうた」。 嘉麻のおくら短歌同好会・短歌講座でも一年前にこのテーマでおこないました。 でも、講座の前半にこのテーマで取り上げた秀歌七首は、大半がその折とは別のうたです。...
春一番
おとといは晴れていたけれど風がとても強くて、 でも、それが春一番だとは夕方ニュースで聞くまでは思いませんでした。 だって、その前日の朝は雪が積もっていたんです。 雪の翌日の春一番。 毎年春めいてくると必ず思い出すのが、 1970年代の人気アイドルグループ、キャンディーズの「...
本のうた-背に手を触れて
今日は嘉麻のおくら短歌同好会・短歌講座の日でした。 テーマは「本のうた」。 前半で取り上げた作品を幾首かご紹介します。 今回は作者の年代はバラバラですが すべて近年に発行された歌集および同人誌に収録されたうたです。 読み終えし本は水面(みなも)のしずけさのもう少しだけ机に置...
第5回いいづか短歌サロン
今年初めての短歌サロンを開きました。 今日はあいにく朝から雨でしたが、 田川郡、、直方市、嘉麻市、そして飯塚市と筑豊全域よりお集まりの皆さまからは、 「雪よりいいよー」の声。 今日の雨で、ようやくうちのまわりの雪もとけました。 今回のテーマは、まさしくその「雪」。...
「かりん」2月号②-「声」と「本」
おととい届いた「かりん」2月号。 「かりんZONTAG会」(福岡支部)独自に設けている月詠のテーマは「声」と「本」でした。 (十首以内で送る月詠に何首かテーマに沿ったうたを入れるもので、入れなくてもOK) 「本」に注目して福岡支部会員の掲載歌を見ると、「頁」ということばが使...
「かりん」2月号①-ひとつの甕に入りましょう
「かりん」2月号が届きました。 岩田正先生を偲ぶ会のお知らせが載っています。 日時は2018年10月6日(土) 17:00~ 場所は東京・中野サンプラザ コスモホール(椅子席) かりん会員以外のかたもお越しいただけます。 詳細は追って発表になります。...
「博多連句 歌仙を巻く」
連歌や連句に関心のあるかた、体験できるチャンスです🐤 「俳句界」連載エッセイ第2回でも取り上げた連歌。 幾人かが座をもって(集まって)、 「五・七・五」と「七・七」の句を交互に詠みつないでゆきます。 座にはその場を取り仕切る「宗匠」がいます。...
「俳句界」連載第2回
月刊「俳句界」(文學の森)2月号が発売になりました。(毎月25日発売) 1月号から始まった私の連載エッセイのタイトルは「たまくしげ」。 (玉櫛笥、または玉匣と書きます。 その昔、女性が櫛やお化粧道具など身のまわりのものを入れた箱のことで、 枕詞にもなっています。)...