スマートフォンデビュー待ったなし?
今年の5月以降、新しい仕事で写真を撮ることが必要になりました。 写真…。 私の得意ではない分野。 現在は多くのひとがスマートフォンを使っていて 写真もそちらで気軽に、美しく、たくさん撮っていらっしゃいますね。 私の場合、撮るのが上手じゃないとか、そういうことの前に...
第6回いいづか短歌サロン
白木蓮は満開となり、桜も四分咲きくらいになった今日は いいづか短歌サロンを開催しました。 テーマは「青春のうた」。 青春はみづきの下をかよふ風あるいは遠い線路のかがやき 高野公彦 ご参加のみなさんの詠草は、ご自身の青春の回想のほか...
曽我亮子歌集『夕陽のまつり』
「かりん」の曽我亮子さんが第一歌集を上梓なさいました。 タイトルは掉尾に置かれた次の一首から取られています。 相模湾に真赤き雲と群青の波頭きらめき夕陽のまつり 曽我さんとはお目にかかったことはありませんが 戦死なさったお父さまへの思いの深さを感じつつ拝読いたしました。...
わたしのうた-『短歌でめぐる九州・沖縄』
『短歌でめぐる九州・沖縄』(桜川冴子著 書肆侃々房 2017年10月)には 拙歌も一首収録されています。 沖縄から始まって福岡で終わる現代短歌108首の最後に載せてくださっています。 飯塚 炭鉱 炭住に月が出た出たボタ石の墓標も照らす月が出たヨイ キム・英子・ヨンジャ...
福岡のうたー『短歌でめぐる九州・沖縄』
『短歌でめぐる九州・沖縄』(桜川冴子著 書肆侃々房 2017年10月)の中で旅をしてきました。 沖縄県から始まり、最後にたどり着くのが福岡県です。 漁港近くの通り 玄海の春の潮(うしほ)のはぐくみしいろくづを売る声はさすらふ 岡井 隆 北九州 八幡...
長崎のうた-『短歌でめぐる九州・沖縄』
『短歌でめぐる九州・沖縄』(桜川冴子著 書肆侃々房 2017年10月)より。 本日は長崎県を詠んだ現代短歌二首を。 五島列島 弾圧のむごき世つひに何もせずまなこ朽ちゆくマリア観音 米川千嘉子 戦没者追悼式典 一分ときめてぬか俯す黙禱の「終り」といへばみな終るなり 竹山 広...
佐賀のうた-『短歌でめぐる九州・沖縄』
おととい「初めての短歌講座」の帰りに買ってきたフリージアの蕾がうっすら開いて そのかぐわしさにうっとり。 フリージアは好きな花の一つです。 さて、本日は『短歌でめぐる九州・沖縄』(桜川冴子著 書肆侃々房 2017年10月)から 佐賀に関するうたをご紹介いたします。 竜門峡...
「初めての短歌講座」(第5回)
すっかり春らしくなって、早くも満開となった白木蓮が青空に映える。 そんな今日は、「初めての短歌講座」の日でした。 テーマは「青春のうた」。 その子二十歳(はたち)櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな 与謝野晶子 戦争に失ひしもののひとつにてリボンの長き麦藁帽子...
制服のうた-着るのを忘れて
今月の嘉麻のおくら短歌同好会・短歌講座のテーマは「制服のうた」としました。 ちょうど卒業式のシーズンなので。 卒業してもう着なくなる制服。 4月から着られる憧れの制服。 そうしたイメージからです。 講座では学校の制服に限らず、職業の制服のうたも取り上げました。...
大分のうた-『短歌でめぐる九州・沖縄』
『短歌でめぐる九州・沖縄』( 桜川冴子著 書肆侃々房 2017年10月)収録作品から 本日は大分県に関する現代短歌二首をご紹介します。 あまでうすあまでうすとぞ打ち鳴らす豊後の秋のおほ瑠璃の鐘 永井陽子 ふるさとは海峡のかなたさやさやと吾が想はねば消えてゆくべし 川野里子...