朗読会 - 詩と短歌の会
今月の詩と短歌の会は初めて朗読会が行われました。 題して「詩人・歌人による朗読会~作家の肉声を聞く」。 開始時間の正午には曇り空、その後すぐに雨が降りだした休日、 会場のリード・カフェには30人ほどのかたが集まりました。 朗読者は16人。...
窓のうた-薔薇窓
3月のおくら短歌講座は見学のかたがおひとり参加なさいました。 今月のテーマで詠草も一首持ってきてくださって、嬉しかったです。 今回のテーマは「窓」。 寺院シャルトルの薔薇窓を見て死にたきはこころ虔しきためにはあらず 葛原妙子...
千鳥屋本家のおひなさまー曲水の宴
2月から開催されている「いいづか雛(ひいな)のまつり」。 大広間に十五畳分の座敷びなが平安時代の物語をなす旧伊藤伝右衛門邸を あとにして、千鳥屋本家を訪ねました。 千鳥饅頭でおなじみの千鳥屋本店の奥の日本家屋。 二階に上がると正面で迎えてくれるのは少し変わった段飾り。...
朗読のタイトルは
原稿、ひとつ終わりました - きのうまで書いていた原稿(短歌に関する文章)は執筆を担当して約2年ですが 今回はことのほか苦しみました。 でも、締め切り(昨日)に間に合って良かったです。 さて、今日は朗読の原稿を仕上げましょう。...
かりん3月号 - 卵抱くやうに
先日、鶏と鶏卵に関わる研究をなさっているかたから にわとりの短歌ってあるのですかとたずねられました。 にわとりは万葉集にも「かけ」、「かけろ」として詠まれています。 現代短歌では、鶏ときいて私がすぐに思い浮かぶのは ちょうど今ごろの季節をうたった次の一首です。...
朗読をします
来月の「詩と短歌の会」は朗読会が催されます。 私を含めた歌人と詩人たちが自作の朗読をします。 東京の東直子さん(歌人・作家)も朗読ご出演の予定です。 朗読への参加はすでに締め切られていますが お聴きに来られるのみのかたはまだだいじょうぶかもしれません。...
選歌ーこめられた思い
出版社からの依頼により、選歌のお仕事をしました。 歌集に収録するうたを選ぶものです。 ある女性の第三歌集。 実は同じかたの第二歌集上梓の際も選歌のかたちで携わりました。 前回は千三百余首から、今回は八百余首から五百首を選んだのですが...
池田理代子さんの24時間営業
「ベルサイユのばら」の作者、池田理代子さんのお話をうかがったことがあります。 2012年に福岡県立美術館で開催された「ベルサイユのばら」展の記念イベントとして 初日に行われた講演会に足を運んだのです。 フランスの王妃、マリー・アントワネットや架空の男装の麗人、オスカルを描い...
『渾沌の鬱』
短歌の師、馬場あき子先生(「かりん」主宰)の第二十六歌集です。 昨年の秋に上梓されました。奥付は2016年10月27日発行となっています。 にじゅうろく・・・! しかも、ほとんど同時に『馬場あき子の「百人一首」』も出版されています。 こちらの奥付は2016年10月20日。...
衣服のうた
「嘉麻のおくら短歌同好会」での短歌講座は毎月1回、飯塚市内で行っています。 今月のテーマは「衣服」。 手袋などの小物も含めてさまざまな作品を集めて準備しましたが 今回は男性のシャツのうたを中心に解説、鑑賞しました。 その中で、1950-60年代に炭坑を詠んだ歌人、山本詞(や...