題詠の楽しみ
今日は「かりんZONTAG」(福岡支部)歌会の日でした。 場所は福岡市天神の赤煉瓦文化館。 この建物は、東京駅の設計者でもある辰野金吾氏の設計による アールヌーボー様式の煉瓦造りの洋館であり、 もともとは銀行の支店として建てられたものです。...
ハイカラ
今日は父の命日です。 数え歳の十一歳で故郷を離れ、日本において八十四歳で他界しました。 第一歌集『サラン』に収めた父へのうたは 6月の「『海渡る蝶』-父への挽歌」と題した記事に幾首か記しましたので 本日は第二歌集『百年の祭祀(チェサ)』から。...
川口慈子歌集『世界はこの体一つ分』②
きのうに続いて「かりん」の川口慈子さんの第一歌集をご紹介いたします。 タイトルは、歌集の最後に置かれた一連「世界はこの体一つ分」の一首目から。 真夜中のシャワーがどこまでも響く 世界はこの体一つ分 きのうは「指先」のうた四首を取り上げました。...
川口慈子歌集『世界はこの体一つ分』①
「かりん」の川口慈子(かわぐち・やすこ)さんの第一歌集が出版されました。 (角川書店 2017年8月25日発行) オレンジ色がパッと目をひく装幀です。 栞文を、栗木京子さん、梅内美華子さん、染野太朗さんが書いておられます。 川口さん、おめでとうございます!...
「短歌の骨法」
歌人の松村正直さんのご厚意により、「第六回琅玕忌だより」を拝読いたしました。 琅玕忌とは、石田比呂志さんを偲ぶ会です。 七回忌にあたる今年も2月に熊本市内で開かれました。 生前主宰なさっていた短歌結社「牙」のお仲間だったかたがたなどが集い...
奈良のオレンジショコラ
旅のお土産に素敵なものをいただきました。 オレンジピールチョコレートはオランジェットともいいます。 オレンジの皮の砂糖漬けをチョコレートでコーティングしたお菓子です。 今回、奈良のお土産としていただいたのは 甘露堂本舗の「オレンジショコラ」。...
歌集を出す意味
いま、あるかたの歌集出版のお手伝いをしています。 こちらとは別に、 昨年から今年にかけて他のかたの二冊の歌集出版に関わるお仕事をした折は 選歌を担当しました。 今回は選歌とは違うかたちでのお手伝いです。 長い年月をかけて詠まれたうたの数々を拝読して...
「かりん」9月号-涙のかたち
9月号には第37回かりん賞と第19回かりん力作賞が掲載されています。 今年のかりん賞は上條素山さんの「あまみづを吸ふ」(30首)。 かりん力作賞は、相川弘文さんの「スナフフキンの口笛」(30首)と 上石隆明さんの「絆はあるか」(同)が受賞しました。...
「第25回香春町平成万葉の集い」
筑豊の田川郡香春町(かわらまち)と言えば、万葉集にもゆかりのある地ですね。 そちらでおこなわれている平成万葉の集いでは 事前に募集した短歌の入選者を表彰していらっしゃるそうです。 一般の部と小中高校生の部がありますが 児童の部は町内の小中学校に在籍中か町内在住に限るそうです...
「嘉飯物語2017・秋」体験イベント
10日前におこなった短歌体験イベントを この秋にも開催いたします。 「嘉飯物語」は<かはんものがたり>と読みます。 嘉麻市・嘉穂郡桂川町・飯塚市の魅力を 地域に住む講師が担い手となって発信する体験型プログラムです。 毎年夏と秋に行われていて、この秋で7回を数えます。...