芥川賞と福岡の出版社
このほど「むらさきのスカートの女」で芥川賞を受賞した今村夏子さん。 7月18日付朝日新聞「ひと」欄に登場なさっています。 ・・・・これより引用・・・・ (前略)デビューは鮮烈だった。 小説を書き始めたのは29歳と遅かったが、...
短歌研究新人賞に「かりん」の郡司さん
このほど第62回短歌研究新人賞が発表されました。 受賞作は「かりん」会員の郡司和斗さんの 「ルーズリーフを空へと放つ」30首。 中野霞さんとの同時受賞です。 同じ結社に所属しているとはいえ 郡司さんとはお会いしたことがないのですが 「かりん」誌でその作品は読んでいました。...
朝日歌壇ニュース2019.7.14
本日の朝日歌壇・俳壇(朝日新聞)は 筑豊勢が、なんとトリプル入選! まず、頁を開けたら 目に飛びこんできたのは「(福岡県)住野澄子」さんの文字♪ 住野さんとは昨年秋の「嘉麻のおくら短歌コンクール」表彰式で お目にかかったことがあります。 高野公彦さんも選評に...
「水城」第273号
「水城」は「コスモス」(コスモス短歌会)の福岡支部報です。 このたび第273号が発行されました。 (2019年7月10日付 年3回発行) 最新号も歌集紹介や前号作品評など充実していますが 特に注目したのは 今号から始まった連載企画。 「宮柊二歌集を読む」です。...
第16回筑紫歌壇賞
筑紫歌壇賞は60代以上の作者による第一歌集を対象とした ユニークな賞です。 その由来は、いにしえ、遠朝廷(みかど)と呼ばれた大宰府で 60代の大伴旅人や山上憶良が中心となって のちに筑紫歌壇と呼ばれる文学圏が形成されたことなのだそうです。 なんとも素敵ですね♪...
春の連句が掲載されました
毎年桜の季節に 俳人の大谷弘至さんと歌人の桜川冴子さんが主宰なさる「博多連句会」。 今年は私も参加申し上げたのですが (3月にこのブログでもそのもようを書きました) その折に巻いた(連衆が詠んだ)半歌仙が 俳誌「古志」(大谷弘至主宰)2019年7月号に掲載されました。...
天平の七夕の宴
今日は七夕ですね。 新元号「令和」で話題となった万葉集の「梅花の歌三十二首」は 大宰帥である大伴旅人邸で催された梅花の宴で詠まれたことは ご存じのとおりです。 梅は当時舶来植物としてめずらしがられ、人気がありました。 梅花の宴が開かれた背景には 都での政変などがあるのですが...
万葉集は歌集じゃない
今日は私にとって、うたの一日でした。 (短歌を愛する人の多くにとってはサラダ記念日だったかもしれません) 午前中は太宰府市で万葉集について学び、 午後は福岡市・天神で「かりん」福岡支部の歌会に参加しました。 万葉集のほうは、受講3年目。...
下村道子歌集『海山に聴く』
「かりん」の下村道子さんの『海山に聴く』が出版されました。 (ながらみ書房 2019年6月27日 2,500円+税) 2012年から2018年までの四〇六首が収録された第五歌集です。 下村さんは50年の長きにわたって短歌を続けていらっしゃいます。...
「かりん」7月号-スマートボール
「かりん」7月号が届きました。 巻頭の馬場あき子先生の連載「さくやこの花」は第102回。 『阿古父』に収められた次の一首についての文章です。 あら玉の年のはじめの声(こわ)出しの息松の香を深く吸ひたり (『阿古父』 1993年10月刊行)...