新元号「令和」につながる偶然
本日、「平成」に次ぐ元号が発表されました。 すでにご存じのとおり、 新元号「令和」は万葉集巻の五の 「梅花の歌三十二首あわせて序」の序文が典拠となっており、 これは8世紀の大宰府に大宰帥(だざいのそち)として赴任してきた 大伴旅人の邸で開かれた梅花の宴の折に...
短歌は役に立たない?
今日で三月も終わりですね。 今朝の朝日新聞に、 4月からアイルランド出身の詩人、 ピーター・マクミランさんのコラムが始まると載っています。 マクミランさんは『英語で読む百人一首』の著者。 「異文化の言語を通して 日本人が今まで見過ごしてきた「やまとうた」の尽きぬ魅力を...
桜蕾忌
今日は山本詞(やまもと・つぐる)の命日です。 1962(昭和37)年3月30日、坑内の炭車事故により亡くなりました。 享年32歳。 3月3日に誕生日を迎えたばかりでした。 炭鉱の歌人、山本詞が生まれたのは田川の糸田町にあった 豊国炭坑の炭住です。...
今月の講座は『花西行』
今月の嘉麻のおくら短歌同好会・短歌講座(おくら講座)は今夜おこないました。 いつもは、講座前半は 「雪のうた」というぐあいにテーマを決めて さまざまな歌人の秀歌をご紹介していますが 今回は趣向を変えて 初めて一冊の歌集からご紹介しました。...
福岡成分多め-月刊「俳句界」4月号
25日に発売されたばかりの月刊「俳句界」4月号(発行:文學の森)。 俳句の世界にくわしくない私ですが 最新号は福岡県在住のかたが多く登場していらっしゃいます。 まず、 「特集 横山白虹」。 東京出身の俳人、横山白虹(1899年生)は...
4月の短歌サロンのご案内
いいづか短歌サロンは2017年の5月に始めました。 もうすぐ二周年。 そのちょっと前、4月の短歌サロンは29日におこないます。 今年のゴールデンウイーク期間は10日間。 遠出をなさるかたもあろうことを考えて ゴールデンウイーク前に開催しようとしたのですが...
「筑豊文庫とはなにか」
昨日、直方市の「ユメニティのおがた」で 「筑豊文庫とはなにか -人間の居場所づくり」と題されたセミナーが開かれました。 数年前に、筑豊文庫の主であった記録作家・上野英信さんのご遺族から その資料を譲り受けた直方市が企画したものです。 登壇者は、...
「寿衣(スイ)」-「俳句界」連載第16回
月刊「俳句界」4月号は本日発売です。 (発行:文學の森) 私の連載エッセイ「たまくしげ」の今月号のタイトルは「寿衣(スイ)」。 韓国の女性の伝統衣装、チマ・チョゴリと寿衣について書きました。 寿衣とは、日本で言う死に装束のことです。...
博多連句会で連衆に
本日10時より福岡市早良区で「博多連句会」が開催されました。 こちらは毎年桜の季節に 俳人の大谷弘至さん(俳句結社「古志」主宰)と 歌人の桜川冴子さん(「かりん」福岡支部長)が主宰なさっている会です。 私は博多の龍宮寺でおこなわれた「博多百韻の会」で...
第15回いいづか短歌サロン
今月のいいづか短歌サロンのテーマは「桃のうた」。 桃の木や花、果実、桃の節句までふくんだものです。 新暦ではお雛祭りはもう終わりましたが、 旧暦では今年の桃の節句は4月7日。 (自然を生活に取り入れて味わうには、旧暦のほうがしっくりくる感じです)...
