「不弥国の考古学」
不弥国(ふみこく)は、かの有名な「魏志倭人伝」に出てくる国です。 邪馬台国への行程を書いた箇所に、韓半島の帯方郡、狗邪韓国、対馬国、 一支国、末蘆国、伊都国、奴国、の次に出てきます。 不弥国については「東行、不弥国に至る。百里、官を多模といふ、...
リニューアル🐤「嘉飯物語」
「嘉飯物語」は〈かはんものがたり〉と読みます。 福岡県と飯塚市・嘉麻市・桂川町が一丸となって行う 地域振興型交流プログラムです。 私も、昨年に続いて今年も地域在住の講師として 短歌体験イベントを開催いたします。 8月20日(日)の10時30分より12時まで、...
川のうた-われはいかなる河か
暗道のわれの歩みにまつわれる蛍ありわれはいかなる河か 前 登志夫 蛍の季節ですね。 今月の「嘉麻のおくら短歌同好会」短歌講座のテーマは川(河)のうた。 メンバーの皆さんの詠草にも蛍を詠んだうたがありました。 おうちの前の川に蛍がたくさんいるのだとか。...
高取八仙窯
東峰村(旧・小石原村)皿山の「筑前茶陶 高取焼 高取八仙窯」を訪ねました。 ご存じのように茶陶として名高い高取焼は 文禄の役で当時の朝鮮から連れ帰られた初代、八山(八蔵)が 黒田藩の御用窯として現在の直方市に永満寺窯、続いて内ヶ磯窯を築き、...
鹿展(しかてん)と短歌ミュージック
さかえ屋本店ギャラリーで6月4日まで開催された「鹿展」に足を運びました。 そもそものはじまりは嘉麻市在住のクリエイター、熊本伴(くまもと・ともな)さんの 「博多のしか」というキャラクター。 「なつかしか」「ぎょうらしか」「うつくしか」・・・。...
「筑豊・最後の坑夫たち」展-山本詞が詠んだ世界
旧稲築町(現・嘉麻市)にあった三井山野炭坑が閉山したのは1973年3月。 その直前に、3人のアマチュアカメラマンが入坑して 地底の坑内労働の現場を撮影しました。 それまでは、撮影を許可されることは難しく、 ある炭坑では勝手に坑内を撮影すると懲罰にかけられたといいます。...
シュガーロード
その昔 飯塚にはシュガーロードと呼ばれた長崎街道が通っていました。 江戸時代、砂糖は貴重なものでした。 鎖国の中でも出島があった長崎から砂糖が運ばれていた道、 それが「シュガーロード」の由来です。 この街道が通っていた各地には長崎のカステラ、...
「卑弥呼の墓と立岩の王墓」
「発掘(ほる)ばい❤ 九州古代ヘリテージ」。 これは遠賀川古代史事業のキャッチコピーです。 遠賀川流域には筑豊炭田が広がり、かつては日本一の産炭量を誇りました。 一方、古代史的にみれば立岩遺跡をはじめとする多くの遺跡があります。...
友だちのうた-忘れ草つむ
「嘉麻のおくら短歌同好会」での短歌講座は今月で3年目に入りました。 今回のテーマは「友だちのうた」。 ゆうべの講座でご紹介した秀歌のうち、 次の二首は女性歌人が女ともだちをうたった作品です。 我よりも美しき友と連れだちて男群れ居る場所を通れり 栗木京子...
薔薇の時間
一番好きな花は薔薇です。 たとえ一輪でも飾ると心が華やぎます。 本物を飾っていない時も、私のうちには薔薇が咲いています。 薔薇をデザインした小物が多くあるのです。 ティーカップや写真立て、メモホルダー、ジュエリーケース、壁のリースなど。...