杉田久女と英彦山と小倉鉄道
花衣ぬぐやまつわる紐いろいろ 足袋つぐやノラともならず教師妻 谺して山ほととぎすほしいまま 仮に杉田久女の名を知らないかたがあったとしても 上記のような代表句を一度は見聞きされていることでしょう。 杉田久女(明治23〈1890〉年生まれ)は鹿児島県出身。...
川島結佳子歌集『感傷ストーブ』
「かりん」の川島結佳子さんの第一歌集が上梓されました。 (短歌研究社 2019年7月25日発行 2,000円(税別)) 歌集の冒頭にタイトルと同名の一連があり、 その一連の最後に置かれているのが次の一首です。 「芸人になりたい」と言ったラジオネーム感傷ストーブは今何してる...
渡辺美佐子さんを見かけた夏
渡辺美佐子さんといえば、長年第一線で活躍なさっている著名な女優ですね。 代表作を一つあげるとすると、 一人芝居の『化粧』でしょうか。 その渡辺美佐子さんを博多駅でお見かけしたことがあります。 私が博多へ通勤していた頃のことです。 夏の暑い盛り。...
韓服で歩く釜山(プサン)
先月の「いいづか短歌サロン」では 韓国を旅してこられたかたからサロンご参加のみなさまへ 素敵なお土産をいただきました✿ 韓国には何度も行ってらっしゃる女性です。 そのかたが今回足を伸ばされたのは、古都・全州。 そちらでは、たくさんの外国人観光客のかたが...
【予告】秋に短歌のイベントをおこないます
2カ月半ほど先のことになりますが 10月に飯塚市で短歌のイベントを開催する予定です。 日ごろ短歌になじみのないかたに向けて 筑豊で単発のイベントをおこなうのは2年ぶりになります。 これまでは「ようこそ 短歌(うた)の世界へ」と題して...
「長崎の鐘」
私は学生時代の二年間を長崎市で過ごしました。 ひょんなことから入部した演劇部は 市内の他の大学・短大の学生と学生劇団をつくっていて その仲間の中に、自分は被爆二世だと語る人もいました。 福岡から進学した学校(長崎県立女子短期大学・英文科)は鳴滝町にあって...
「花村えい子と漫画」展*開催中
花村えい子と聞いてすぐにピンとくるのは 少女漫画とともに育ったかたがたでしょう。 のちにレデイースコミックで 文芸・ミステリーを原作とした作品を発表なさったそうですが レディースコミックそのものを読んだことのない私にとっては もっぱら幼い頃に少女漫画誌で目にしたお名前です。...
住みたい街in福岡
福岡市は住みやすい街として名前が上がることが多いところですね。 その理由を見ると、 職場と住まいが近い(長時間満員電車に乗らずに済む)、 街の中心地から短い時間で 糸島のような自然豊かな場所に行ける(都会と自然のバランス)、 食べものがおいしい、 などがあがっていて、...
いいづか短歌サロンのご案内
「いいづか短歌サロン」は毎月1回開催しています。 短歌講座、短歌のお勉強、 というよりも もっとリラックスして短歌を味わい、楽しんでいただきたい。 そういう時間の中で短歌について学んでいただく場です。 そのための一つとして、お茶とお菓子をお出ししているのですが...
「かりん」8月号-落胆の件
今日、「かりん」8月号が届きました。 ✤ 今月号に掲載されている評論は鹿取未放さんの 「死にたまふ母から阿古父、そして青虫」。 『赤光』(斎藤茂吉 1913年)、『阿古父』(馬場あき子 1993年)、 『泡宇宙の蛙』(渡辺松男 1999年)、...
